株式投資を行う(又は、これから行いたい)人で、下記のような悩みや興味が有るが、一歩踏み出せない経験はないのだろうか?
これから、積み立てNISAで「三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などのインデックスファンドを購入しようと思うんだけど、実際にやっている感じってどんな感じ何だろう?
インデックスファンドは定期購入しているんだけど、配当が出る株も興味が有るんだけど…
初めて株を始めたいんだけど、インデックスファンドと配当が出る株どっちが向いているのか知りたい!
今回の記事では、上記のような悩みや興味が有る人に、私が「インデックスファンド」と「配当が出る株式投資」の両方をやってみて感じた事を、紹介する内容だ。
今回も、一部偏見になっている部分も有るが、そこはご了承下して頂きたい。
今後、資産どうしていくかを考える1つの参考基準になれば、幸いだ。
それでは、本編に行こう。
私が購入している投資先
まず最初に、私が購入している主な投資先について紹介しておこう。
私が購入している主な投資先は、以下の2つだ。
①「三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という、インデックスファンド(略称では、「オルカン」と呼ばれている。)。
②「Vanguard High Dividend Yield ETF」という、上場投資信託(略称では、「VYM」と呼ばれている。)。
次に、「何故この2つにしたのか?」について説明する。
「オルカン」と「VYM」を選んだ理由
では、「何故この2つを選んだのか?」について話そう。
正直、配当有り無しのどちらが自分に合っているのか分からなかった為、以下の5つの条件で絞込んだ。
①信託報酬が0.1%あたりである事。
②積み立てNISAが使える商品である事。
③銘柄数は、50を超えており、広い分野に分散されている事。
④配当が出る株は、アメリカのETFであり、3%代の配当が安定して出している事。
⑤インデックスファンドは、1つの国に依存せず、日本も組み込まれている事。
この条件で絞り込むと、配当が出ない投資は「オルカン」が選ばれる。
配当が出る投資は、「SPYD」・「HDV」・「VYM」に絞りこまれた。
最終的な決め手となった理由は、リーマンショックを経験したか否かだ。
ここで、何故この5つを条件として設定したのか?について解説していく。
【「①信託報酬が0.1%あたりである事。」について】
理由は単純に、安い事に越したことがない為。
仮に100万円を、信託報酬が1%と、0.1%で比較してみる。
100万円の1%は1万円。
100万円の0.1%なら、1,000円
差額にすると、9,000円となる。それが5年なら45,000円、10年なら9万円となる。
この差額が私にとって無視出来ない為、0.1%あたりを条件に入れた。
基本的に、長期保有を考えていたので、非課税で運用でき、かつ、クレジットカードで支払える為、ポイントも付く事から、悪くない選択肢と考え条件に入れた。
また、保有し続けていると、保有数によってポイントが付与されるのも後押しされた。
銘柄数の「50」という数値についてだが、正直この数値はただ適当にあてた数値だ。
銘柄数が「1」よりもリスクが分散されていると考えているに過ぎない為、ここは、人によって値は変わる。
また、「広い分野に分散されている」は、時期によってそれぞれの分野が景気が良かったり悪かったりする。
その景気のバランスを取りたい。
その為、銘柄数が50を超えている事と、広い分野に分散されている事の2つがそろっているのが望ましい為、条件に入れた。
「④配当が出る株は、アメリカのETFであり、3%代の配当が安定して出している事。」について
これについては、ただ単に日本円以外の資産を持ちたかったからだ。
円安になった際、別な国で通貨の価値が上がっており、逆に円高の場合は、別な国の通貨の価値が下がっている。
そこで、通貨のバランスをとる為と、広く分散されており、3%代の配当を安定してだしている実績を持つ投資先に魅力を感じ条件に入れた。
分散されている事を望んでいるのなら、1つの国に依存しないで、多くの国が組み込まれている事が直感的に良いのでは?と思い条件に入れた。
以上、5つの条件を元に行った結果が「オルカン」と「VYM」を選んだ理由だ。
それぞれやってみて感じた、メリット・デメリット
インデックスファンドのメリット・デメリットは下記のように感じられた。
・配当が出ない事から、配当に関する税金が掛からない。
➡配当が出る投資よりも、将来的に資産が増えている可能性がある。
・ある一定の期間投資していると、インデックスファンドをしているのを忘れている。
➡その為、投資以外の別な事に頭を回せる事ができた。
・クレジットカードで商品を定期的に購入できる。
➡証券会社にもよるが、クレジットカードで購入するとその分ポイントが貰える。また、インデックスファンドを所有し続けていると、ポイントが貰える。
・積み立てNISAを利用できる。
➡通常売却した際、利益に対して税金が掛かるが、この制度を利用すると税金が掛からないでそのままもらえる。
・儲かっている感が味わえない。
➡売却しないと現金とならない為、資産が増減している現実味が味わえない。
・配当が出ない為、月々の収入が増えたと感じることは無い。
➡売却しないと、現金が増えない為、収入が増えたと感じる事はない。
・売却する際、抵抗感を持つ可能性がある。
➡今までの積み重ねを取り崩すのに、ためらいそう。
次に、配当が出る投資のメリット・デメリットは下記のように感じられた。
・自由に使えるお金の枠が増える。
➡働かなくても収入が入る為、その収入で、日々の生活費に充てたり、好きな事にお金を自由に使える枠が増える。
・経済的自由に近づいているのを、実感できる。
➡「株数」 x 「投資先が提示した一株あたりの金額」= 支払われる配当額
支払われる配当額 ー 税金 = 本当に手元に入る配当額
株を購入していくのに従い、本当に手元に入る配当額も増えてくる。
これにより、本業以外でも生活が成り立つ道が開け、そこに自分が進んでいる実感が肌身で感じる事ができる。
・売却しなくても、現金が増える。
➡配当が貰えるので、株自体を売らなくても現金は入ってくる。
(その会社の、株主に対する姿勢にもよるが…)
この、現金が増える事が投資を続けるモチベーションの向上につながる。
・配当が出た分に、税金が掛かる。
➡アメリカ株だと、現地での税金約10% + 日本での税金約20%。
日本株のみだと、税金約20% 取られてしまう。(NISAを使用すると、日本の税金約20%が免除される。)
・クレジットカードでの購入は出来ない。
➡基本クレジットカードで購入することは不可。
・配当の減配・停止のリスクがある。
➡企業や市場の状態によっては、配当の減配・停止 または、企業の倒産によるリスクがある。
他にもメリット・デメリットは有るが、私がやってみて感じたのは大体こんな感じだ。
このメリット・デメリットを踏まえた上で、私が友人に勧めるとしたら、「何の投資をすすめるか?」を次の話で紹介する。
友人に勧めるとしたら、何の投資をすすめるか?
投資をする前に、1つ重要な事がある。
投資は余剰資金で行う事だ。
お金に余裕が無い状態で始めると、常にお金の不安が頭に残り、誤った選択をしやすくなる。(人によっては、そうでもない人はいる。)
その為、余剰資金で投資を行う事を前提に話しを進める。
友人に勧めるとしたら、下記の選択肢の中から勧める。また、これを勧める条件として、年齢が20~30代で既に数年以上働いており、借金がないのが条件としている。
①積み立てNISA。
➡特に株には興味が無いが、資産を増やしたい。または、投資を初めてやってみたい人向け。
②積み立てNISAとideco。
➡特に株には興味が無いが、資産を増やしたいのと、節税したいお金に余裕がある人向け。
③安定した配当を出しているETF商品。
➡投資を楽しみたい。または、経済的自由をもっと身近に感じたい人向け。
④積み立てNISAと安定した配当を出しているETF商品。
➡まだ、どちらが自分に合っているか知りたい人向け。
基本、この4つの中から勧める。
この中でも、④の「積み立てNISAと安定した配当を出しているETF商品。」を少額で良いので、一度試すのをお勧めしておく。
ただネットや本等で学ぶだけでは、本当の意味での理解はできない。
少額で実際に行動した価値は、将来の大きな資産となる。
やってみないか?
まとめ
今回の記事では、「インデックスファンド」と「配当が出る株式投資」の2つを主に紹介した。
正直、どちらが自分に合っているかは始めてみないと分からない。
おススメとしては、少額で始めてみるのが1番だ。
最後に余談として、2023年と2024年の私の投資計画を載せていく。
余談:2023年と2024年の新しいNISA制度とその他の投資は、どう運用していくか
まず2023年は、今年も「オルカン」を積み立てNISAで継続していく予定だ。
ただし、「VYM」に関しては株価が105$(出来れば90$代)以下なら、購入を検討する。それ以外は高い為、買わずに保留。
2024年は、「新しいNISA」制度が開始される。
今回の新しいNISA制度の枠は、合計1,800万円。
その内訳を以下のようにしていこうと、考えている。
・「オルカン」を3万円または5万円で投資し、600万円まで一旦入金し続けていく。
・成長投資枠1,200万円中600万円を「VYM」に振り分け、残りの600万円分は投資で貯まったポイントを「オルカン」か「S&P500」を購入するなどをする程度で、一旦保留。
また、2024年の12月頃に、idecoが会社に書類を書いてもらわなくても出来るようになるのと、投資額も増えるのでそこにも、5,000円か1万円を「オルカン」に投資していく予定だ。
今回の記事は以上で終わりだ。
それではまた!